トップ > 補聴器 > 補聴器のよくある質問


補聴器のよくある質問


聴力の低下している人(以下、難聴者)は日本にどのくらいいるのですか?

難聴者と一言で言っても、「普通の会話は聞こえるけど、小さい声だと聴こえない」という方から「大きな声でも、ほとんど聞き取れない」という方まで、様々な程度の難聴者がいらっしゃいます。また、たとえ難聴であっても、そのことを自覚していない方も多いと言われています。そのため、正確な人数を把握するのは難しいですが、一般的には、世界各国で共通して、その国における人口の1~2割が難聴・聴覚障害を持っていると言われているそうです。
難聴の多くは加齢によって起こるといわれているので、65歳以上の難聴者の割合は、上記よりも高くなると思われます。世界の65歳から74歳までの人の18%、75歳以上の人の35%が著しい難聴との統計もあり、高齢化とともに難聴者の数は増加していくものと推察されています。


難聴の最も一般的な原因は何ですか?

難聴の多くは加齢によるか、または職場などで長い時間、強大音にさらされる事により起こるといわれています。
ただ、難聴の原因は様々で、先天性のものや外傷によるもの、ウィルス性のもの、生活環境やストレスによるもの、薬の副作用によるものなどもあり、「耳垢が原因で、耳鼻科で耳垢を取ってもらったら聞こえが良くなった」というケースのように、補聴器をつける前に、まずは耳鼻科での診断や治療をしてもらった方が良い場合もあります。
お店での聴力測定では、難聴になっている原因を把握することはできませんが、お客様への質問や聴力測定の結果を通して、「3か月以内に急な聞こえの低下があった」「めまいがある」「耳垢が多い」…などなど、いくつかのチェック項目(禁忌8項目)に当てはまる場合には、補聴器のお試しの前に、耳鼻科での診察をお薦めする場合もあります。


年齢を重ねるとともに聴力の低下が進むことはありますか?

多くの場合、聴力も視力と同じように、年齢を重ねるとともに次第に低下していきます。これはたいがいの人にあてはまる生理的なもので、老人性難聴と呼ばれています。「老人性」というと、高齢の方の症状という感じがしますが、聴力は20代をピークに30歳頃から低下していくので、40代、50代の若い方でも聞こえに不便さを感じる方も珍しくありません。
老人性難聴は、加齢による様々な要因によって起こりますが、耳の中の音を感知する細胞の減少や感度低下によって音が聞こえにくくなったり、神経の伝達機能や脳の分析機能が低下することで、入ってきた音を言葉として分析・理解する能力が低下してしまったりという症状が見られます。


加齢による難聴の場合、補聴器をつければよく聞こえるようになりますか?

音が小さくて聞き取りにくいという場合、補聴器で音を聞き取りやすいレベルまで大きくしてあげることで、音の聞き取りが改善されることが多いです。
ただ、加齢による難聴の場合、入ってきた音を言葉として分析する能力が低下していたり、音がひずんで聞こえたりする場合もあるので、同じ聴力の方でも、ことばの聞き取りには個人差があります。音を大きくしたからといって、みんなが100%以前のように言葉を聞き取れるとは限りません。環境音や自声の音の聞こえ方の変化についても理解しながらお使いいただく必要があります。
しかしながら、補聴器の性能や聴力に合わせた調整技術の向上により、現在の補聴器は以前よりもずっと使いやすいものになっていますし、「ゆっくり、はっきり話してもらう」「文字や口の形など、視覚的情報も積極的に活用する」などの工夫によって、より補聴器を活用したコミュニケーションが取りやすくなります。
加齢とともに聴力が低下すること自体は自然な現象ですが、日常生活に不便を感じる場合には、ぜひとも補聴器をお使いになることをおすすめしています。補聴器の効果には個人差がありますが、実際に補聴器をつけてその効果をお試しいただくこともできますので、お気軽にご相談ください。


補聴器を使っても聴力は低下しないのですか?

補聴器は、きこえをサポートするために作られた製品です。
聴力に合わせた調整と正しい使い方を普通に行っていれば、聴力が低下するようなことはありません。
ただ、補聴器の設定が耳に合わず、音が常にうるさい状態で長時間補聴器をつけていると聴力を低下させる場合がありますので、音が大きすぎないように事前に調整する必要があります。


補聴器で聞く音は、ふつうに聞こえる音とは違うのですか?

補聴器から聞こえる音は、音の伝わり方の違いにより、今まで聞いていた音とは少し違った印象を受ける場合もあります。
音の印象の違いは残りつつも、最近のデジタル補聴器ではより自然な聞こえに近いものもありますので、ご自分の耳で試聴してみてください。


テレビの音が聞こえづらいのですが?

テレビの音が聞こえづらくなったことがきっかけで、聴力の低下に気づかれる方が多いようです。
ニュースのようにアナウンサーが一人で話している番組は比較的聞き取りやすいといわれる一方、バラエティー番組のように同時に何人もが話したり、大きなBGMが流れていたりすると、聞きたい言葉が拾いづらくなる場合があります。
特にテレビの音は、音の聞き取りと言葉の理解に個人差がある事に加え、聞こえてくる音自体が人の自然な声とは異なりますので、補聴器を装用する際にも、単純に装用するだけでなく、両耳に装用されたり(聴力にもよります)、音に集中して聞き取る練習が必要になる場合もあります。
どうしてもテレビの音が聞こえづらい場合は、ご自身の聴力を把握する良いきっかけにもなりますので、聴力測定だけでもお受けになられることをおすすめしています。


会議や居酒屋のような複数の人が話す場所だと聞こえづらいのですが?

会議や酒席の場で、どうも話が聞き取りにくい!このような訴えをとくに50~60代の方からよくお聞きします。
だんだんと低下してきた聴力に加え、大勢の人の中での会話はもともと聞き取りにくいものです。ざわざわした場所で、誰が何を話しているのかを理解するためには、音の方向感覚がもっとも大切な要素の1つになります。
耳は左右のバランスで話している人の方向や距離を確認しますが、聴力が低下したり、片耳だけでも聞こえが悪いと、この方向感覚がつかみにくいために、大勢の人の中での話し声を聞き分けることが難しくなります。
こういった音の方向感覚に対しては、両耳に装用することで左右の耳が聞こえを補い合い、方向感覚のバランスを崩すことなく補聴効果を上げることができます。 また、周囲の雑音を抑える機能を持った補聴器を使用することも効果的です。


補聴器の中には、コンピュータで調整できるものがあるのですか?

デジタル補聴器は、一部の商品を除いて、すべてパソコンや持ち運びもできる端末機器などのコンピュータを使って調整しています。
補聴器をお使いになる方の聴力や環境に合わせてコンピュータで調整しますので、これまでの手作業による調整に比べて、より細かく、より柔軟に短時間での調整が可能になっています。


補聴器には高額なものもあるそうですが、普通はいくら位するものですか?

デジタル補聴器の中にも、6万円台から30万円を超えるものまで、様々な種類の補聴器が用意されています。
高額な補聴器には、雑音を抑制する機能がついていたり、細かい音の調整ができたりと、当然それ相応の機能が搭載されていますが、大切なのは、ご自身にとって、どのような機能が必要で、どのような聞こえが合っているのかをきちんと考えながら、機種の選択を行うことです。お客様の生活スタイルや聞こえの程度、補聴器を使う環境によって、合う補聴器は異なります。しかしながら、「そうはいっても実際何を選んだら良いかわからない」というお客様がほとんどなのではないかと思います。当店では、お客様のご希望やご予算を伺いながら、お客様の聞こえに必要な機能がきちんと搭載されているものを丁寧にお選びし、ご提案させていただいております。実際に補聴器をつけてご自身の耳で色々と聞き比べていただいたり、持ち帰ってご自宅でお試しいただいたりすることもできます。毎日長くお使いいただくものなので、ただ「安いから」ではなく、補聴器の性能を理解し、ご満足いただけるものをご購入いただくことが、快適に使える補聴器選びの近道です。


最新鋭のデジタル補聴器はどこまで進んでいるのですか?

最新デジタル補聴器は、周囲の音環境を全自動で分析します。
ボリューム操作や話し声の調整、さらには常に変化する雑音までも抑制。
臨場感あふれる音楽を楽しみたい方のために、専用プログラムも搭載しています。
これにより、あらゆる生活スタイルに応じた最適な聞こえが提供できるようになりました。
但し、補聴器を装着したからといって、聴力が低下する前とまったく同じようになるとは限りません。
補聴器の限界をしっかり理解したうえで、上手につきあっていく姿勢が何よりも大切になります。