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[衣笠店] 2017-04-17

遠近両用のレンズのお話

こんにちは!
昨日はお出かけ日和でしたが、今日はスッキリしない天気ですね。
寒暖差もあるので、皆さん体調を崩さないようお気を付けくださいね。

さて、今日は、遠近レンズを作り替える時のお話です。

今まで遠近両用を使っていて、「遠くや近くが見にくくなったから、レンズを新しくしようかな~」という場合。

単純に、今まで使っていたレンズと同じレンズで度数を変えると、
「正面はよく見えるけど、横の方が今までよりぼやけるなぁ」とか、
「遠くと新聞はいいけど、パソコンが見にくいなぁ」ということが起こったりします。

理由はいろいろありますが、原因の一つは「加入度(かにゅうど)が増えたことによる、レンズの歪みの増加」が挙げられます。

「加入度とはなんぞや~」というと、
「遠くを見るための度数と、近くを見るための度数の差」なのですが・・・ちょっとわかりにくいですね。

語弊を恐れずに表現すると、「近く用の度数」とか「老眼度数」というと分かりやすいかもしれません。

例えば、出来合いの老眼鏡で、「+1.0」とか「+2.0」という「度の強さ」がありますが、
今まで「+1.0」の老眼鏡で見えていた文字が、老眼が進むと、「+2.0」の老眼鏡じゃないと見えなくなった、ということがありますよね。

同じように、遠近両用レンズでも、今までは遠く用の度数に「+1.0」の度数を足せば手元の文字が見えたけど、
老眼が進んで、遠く用の度数に「+2.0」の度数を足さないと手元の文字が見えない・・・ということが起こります。

しかしながら、悲しいかな、この近く用の度数が増えると、レンズの周辺部の歪み(ボヤケ)が強くなってしまうのです。

そのため、今までと同じレンズでも、度数を上げたことにより、遠方と近方の中心部はハッキリ見えても、視野が狭く感じたり、違和感が強くなったりしてしまうことがあるのです。


でも、「遠くも今まで通り・・・いや、今までよりもハッキリ見たい!でも、手元の文字も見たいし、歪みが増えるのも嫌!」
という場合・・・問題を改善する方法のひとつに、「歪みの少ないレンズを使うこと」があります。

遠近両用のレンズはたくさん種類がありますが、設計によって、歪みの少なさが変わります。
現在使用しているレンズより、歪みの少ないレンズを使えば、度数をUPしたことによる「歪みの増加」や「視野の狭さ」をカバーできるので、同じレンズをそのまま使用するよりも快適に使えます。


ざっくり例えると、同じ度数で作っても、レンズの違いではっきり見える視野がこのぐらい差が出ることもあります。

スタンダードレンズ

ハイグレードレンズ

歪みの少ないレンズを使う以外にも、「遠近両用と中近両用を使い分ける」とか「運転用とPC用の眼鏡を使い分ける」など、目的によってメガネを使い分ける方法もあります。

めがねの荒木では、度数を変えることによるプラスの要素だけでなく、マイナス要素も考慮しながら、お客様の生活スタイルに合ったメガネを提案していますので、ぜひお気軽にご相談下さい!


衣笠店 [ LENS ] 2017-04-17




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