[衣笠店] 2022-05-28
こんにちは。
本日は「眼鏡と補聴器」についてお話してみようと思います。
眼鏡と補聴器は顔の一部に付けるもの、という点で同じです。
また眼鏡屋さんで多く取り扱われている、という点でも共通する所があります。
(もちろんそれぞれの専門店というのもあります)
しかし、言わずもがな、
眼鏡と補聴器は全く違うものです。
ですが...
・眼鏡はつけたらよく見えるようになる
・補聴器はつけたらよく聴こえるようになる
このような認識を持たれている人が結構多いように感じます。
これ、実はちょっと違うのです。
眼鏡に関して言えば、眼に器質的な異常がなければ、
目的に合わせた距離にピント合わせを行うことが可能になります。
要は「よく見える」ようになるわけです。
これを矯正といいます。
眼の中でバグってしまった焦点を、正しい位置に引き戻すことが可能となるわけです。
ところが補聴器に関しては、
矯正というよりは、リハビリに近いものというイメージです。
(リハビリと言い切ってしまうと語弊があるかもしれません)
・眼鏡→つければよく見えるもの
・補聴器→トレーニングや調整をして聴こえをよくしていくもの
これが正しい理解だと思います。
補聴器に関して言えば「よく聴こえる」と言い切れないところが苦しいところです。
これは個人の感覚に委ねられる部分でもあるので、
補聴器がうまく合っていけば、
「よく聴こえる!」
と感じる人もいるでしょう。
それでも耳が若い時の状態に戻るわけではないのです。
眼鏡も、もちろん70代の方が10代、20代の時の眼に戻るわけではないのですが、
「視る力」が残されているのであれば、
20代→視力1.2
現在→視力0.8→矯正→視力1.2
という事も可能になってきます。
(調節力とかそういう話は、ややこしくなるのでここでは無視します)
そして一番伝えたいことは
・補聴器はつけたらすぐ聴こえるようになるものではない
・トレーニングや調整を、こまめにしながらあわせていくもの
という事です。
だから、なるべく通いやすいところが良い。
親身に相談に乗ってくれる所(人)が良い。
となってくるのです。
参考になれば幸いです。
大浦
衣笠店 [
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