[逗子店] 2020-01-25
こんにちはー。
寒い日が続きます。来週は関東も雪が舞うかもしれません。
皆様、体調管理には十分気を付けましょう。
さてさて、本日のタイトルは
「補聴器は焦らずじっくり、ゆっくりと」
何のことか
これは、補聴器の「慣らし期間」のお話しです。
実は私、「慣らしてください!慣らしてください!!」て連呼するのはあまり好きじゃないんです。
プロだったら、なるべく早く快適な聞こえ方を提供して然るべきだろ!
もともとはこういう考え方で、メガネにおいても同じ考え方だったんです。
でもでも、で、も、ね....
補聴器というものに携わるようになって気付いたんです。
これは慣らしていかなければダメだ、と。
何故か?
快適な聴こえのためには、補聴器からの“聴こえに合わせた適切な音量”が必要になります。
しかし補聴器が必要な方というのは、徐々に聞こえが低下して、
世の中の音が、小さく聞こえている感覚が普通になっている方とも言えます。
その方が、いきなり“適切な音量“を聞くと、慣れていないため急に騒がしくなったと感じてしまうのです。
今まで全く意識していなかった車の行き交う音、食器の当たる音、紙をめくる音、トイレの水を流す音など・・・
普段の生活音が、急に大きくなると非常にストレスです。
また、それを避けるために音量を抑えて設定すると、うるささは軽減できるのですが、
言葉の聴き取りが悪くなってしまいます。
多くの方が、補聴器を着けたその瞬間から、昔聞こえていた状態に戻るものと考えていたり、
期待されたりしているのが現状ですが、現実は、そう上手くはいかないのです。
ではどうすれば良いのか....
"慣れ”ていくしかありません。
それも「焦らずじっくり、ゆっくりと」慣れていく必要があるのです。
そしてそれは、ご購入されたお客様任せにせずに、
提供した我々が、お客様と一緒にしっかりと計画を立てて、
理想的な聞こえのためのゴールを設定して、ともに一歩一歩ゆっくりと
サポートしながらやっていかなければいけないと考えております。
その期間は早い方で1か月ほど、長い方だと半年以上かかる方まで様々です。
それをトレーニング形式で行っているのが、
「90日間の補聴器トレーニング」となります。
詳しくはこちら→ https://www.hochoki-araki.jp/aftercare/90days.html
当店では補聴器の無料貸し出しというのを行っております。
ご希望されたお客様には1週間ほど試聴機のお試しをして頂きますが、
ここで重要なのが、何の「お試し」なのか?ということです。
もちろん快適に聞こえるに越したことはありませんが、
上述したとおり、「慣れ」に掛かる期間が最低でも1か月ほど掛かるものなので、
貸出期間中に快適な聞こえを提供できるかは定かではありません。
貸出期間中に何を試すのか....
それは「補聴器が普段の生活の中に馴染めるか」ということです。
着け外しはもちろん、
いままで無かった機械とともに過ごす生活が、今までと同じように送れるものなのか、
という部分について試して頂きたいのです。
もちろん、不安はあると思います。
ですが、その不安を取り除くことが、我々の真の役割だと思っております。
ご不明な点は、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。
大浦
逗子店 [
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