[衣笠店] 2021-03-25
こんにちは!
本日は、補聴器の耳栓について少しお話したいと思います。
最近はマスクの影響もあって、耳穴型(耳の穴ににすっぽり収まるタイプ)が人気ですが、
装用感の良さや、充電式などの機能面から、RIC型(下の写真のような耳掛け型の補聴器)をお選びになるお客様も多くいらっしゃいます。
マスクの取り外しの際に引っかかるというデメリットを除けば、小さくて目立たず、装用感も良く、色々な聴力の方に対応でき、機能面も充実…ということで、人気のあるRIC型補聴器。
細いコードの先端にある、この耳栓部分を耳に入れるのですが…
実は、この耳栓、穴が開いているタイプと、開いていないタイプがあるんです!
穴が開いている方をオープン、開いてない方をクローズと呼んでいます。
(そのままですね…)
さらに言うと、ダブルといって2重になっているタイプも。
この耳栓のタイプは、お客様の聴力や、聞こえのお好み、装用経験、耳穴の形状などから、
お客様に合うものをお選びさせていただいているのですが、実は、この耳栓の違いで、音の聴こえ方がだいぶ変わります。
例えば、穴の開いたオープンの耳栓は、空気の抜け道ができるので、こもり感がなく、自分の声も響きにくいというメリットが。
しかしながら、空気の抜け道=音の抜け道でもあるので、低音域の音(小さな音ではなくて、音階でいう低い音)が増幅できず、聴力によっては言葉が聞き取りにくく感じる場合も。また、補聴器で大きな音を出さないといけない場合、ピーピーと補聴器から音が漏れる「ハウリング」のリスクも高まります。
なので、比較的軽度の難聴の方や、低音域の聴力が良い方など、ある程度お勧めできる方は限定されるのですが、初めて補聴器を使う方で、自声の響きがどうしても気になるという場合に、まずはオープンの耳栓で慣れていき、補聴器の音に慣れてきたらクローズの耳栓へ変えていく…という方法をとったりもします。
さらに、クローズよりもより音漏れを防ぎたい!という場合は、ダブルにしたり、耳型をとって耳栓を作ったりします。
耳栓のサイズもいろいろあるのですが、既成の耳栓だと、どうしても合わない(抜けやすい、音が漏れやすい)という場合は、耳型をとってオーダーメイドの耳栓を作ることをオススメしています。
目立たないけれど、実は重要な耳栓。音の出るところに耳垢が詰まったりすると、音の聞えも悪くなるので、ぜひ定期的にお掃除やメンテナンスにお越しくださいね♪
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