[逗子店] 2021-04-23
最近、「テレワークが多いせいで目が疲れてしまう」というお悩みの方増えているように感じます。長時間の近業(近くを見ること)は、ピントを合わせる筋肉を使い続けるので疲れ目などの原因の大きな要因になることも。
中にはパソコン作業を1日8時間以上やる方も多く、VDT症候群と言われる目の疲れや頭痛、肩こり、腰痛、血液循環機能低下による冷え性などを発症する方も多いようです。
(VDT:ビジュアル・ディスプレイ・ターミナルの略)
それを聞くと、眼精疲労対策グッズが人気な理由も分かるような気もしますね。
そうならないためにも1時間ごとに15分程度、席を外して近くを見ない時間を作ったり、目薬を点眼したりすることがとても大切になります。
それでも、いろいろ対策をしているのに目の疲れが取れないという方がいらっしゃいますが、それって実は「隠れ斜視」が原因かもしれません。
皆さんも「斜視(シャシ)」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
〇斜視(シャシ)とは…
通常、両眼の視線は同じ場所に向かってそろっています。斜視は、眼位(ガンイ)と言われる目の向きが左右でズレており、右眼と左眼の視線が違う場所に向かっている状態を表します。
外見上に視線のズレが見てとれることがほとんどで、「視界がダブって見える」といった症状をきたす場合があります。本人も自覚をしていることが多いです。
この斜視に対して、似たような症状はあれど表に出てこないものを「隠れ斜視(正式名称:斜位)」と言い、大抵の人はこのことに気づいていないことが多いです。
〇隠れ斜視とは…
正式な病名は斜位(シャイ)。眼位の異常はあるけど、ズレの程度が小さく、自身の目の筋肉で視線をカバーしてみることが出来るものを言います。
一見すると左右の視線は同じ場所に向かっているように見えるのですが、必要以上に視線を合わせる筋肉を使うことになるので、疲れやすいといった症状が出る事があります。
疲れやすい、夕方になるとダブって見えるといった症状があれば、疑ってもみてもいいかもしれませんね。
でも、眼位の異常があるのが分かったからと言って改善できるのか不安ですよね。
斜視や斜位といった眼位の異常が見つかった場合には、手術などによる「外科的治療」という方法もありますが、程度が軽いものついては「プリズムレンズ」と言われる視線補正の効果を持つメガネを装用することで、ダブりや目の疲れを軽減させることが出来ます。
実際にテストレンズで症状が軽減するかどうかを体験していただくことも可能です。
最後に補足にはなりますが、ダブって見えるという症状には原因がいくつかあります。その中でも良く聞くのが「乱視」です。
右眼と左眼で視線がズレて“両目で見た時にダブって見えてしまう「斜視・斜位」”に対して、一つの眼の中にピントが2つあることで、“片目でみたときにダブって見えてしまう「乱視」“、どちらも物が二重に見えてしまうといった症状があらわれる事があります。
乱視が原因なのか、それとも隠れ斜視が原因なのか、それともほかに原因があるのかなどは実際に検査をしてみないと分からないこともありますので、お近くの眼科もしくは眼鏡店へご相談ください。
当店でも眼位検査は行っておりますので、肩こりや頭痛、疲れ目がひどいといった方はチェックだけでも構いませんので、ぜひお立ち寄りください。
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