[久里浜店] 2019-09-05
こんにちは!
アレンズさいとうです(^^♪
ようやく暑さのピークを過ぎ朝、通勤時に吹く秋風がとても心地よい季節になりました。
さて、今回「ヘッドホン難聴」についてお話ししてみたいと思います。

「ヘッドホン難聴」なんとなく聞いたことがあると思いますが国際医療福祉大学耳鼻咽喉科教授・中川雅文先生によれば「ヘッドホンやイヤホンの使い方が正しくないと音が大きくなくてもヘッドホン難聴になることがあります。」との事。
「えっ?音が大きくなくても?」どういう事でしょうか。
もちろん、ロックコンサートやライブなどで大音量を聞き続ければよくないことは言うまでもありません。
「自分はそんなに大音量で音楽を聴いていないから関係ない」と思った方がいるかもしれません。しかし、耳への負担は、「音の大きさ」と「時間」の2つから生じます。大きくない音でも長い時間だと、大きな音と同じくらい危険です。
スマートホンや携帯型オーディオプレイヤーの普及により、ヘッドホンやイヤホンでいつでもどこでも音楽を楽しめるようになりました。しかしその分、私たちの耳は今まで以上に長い時間、音にさらされるようになっています。その結果、耳の負担も増えてきました。

WHOと国際電気通信連合(ITU)は2019年2月に連名で、安全な音量と聴取時間の上限についてのガイドラインなるものを発表しました。

なんだかよくわからないので先生が例を書いてくださっていたので紹介いたします。
・週2回、管楽器の演奏を習っているAさん
通勤時間が短いAさんは日ごろの耳の負担は少ないので、音楽の練習も週末の映画もぜんぶ楽しんでも許容量を超えることはありません。
・週末になると大好きなミュージシャンの追っかけをしているBさん
通勤時間2時間で日々の許容量はほぼ使いきってしまいます。にもかかわらず、毎週のように新幹線や夜行バスでコンサート会場まで移動。着いたころには難聴を生じさせる状態になっています。
子どもはもっと慎重に対応する必要があります。子どもの許容量は大人の3分の1以下と、とても小さいからです。
・片道30分の電車で都心の私立小学校に通うCちゃん
往復で1時間電車に乗っていると、子どもの耳はそれだけで許容量を使い尽くしてしまいます。しかし休み時間に大騒ぎになることもなければ管楽器のような大きな音に触れる機会もないCちゃんは、週末も勉強一筋なので耳の心配はありません。
・自宅から徒歩通学のDちゃん
平日は確かに耳には良さそうな生活ぶりですが、週末は事情が違うようです。親に連れられていろいろな場所にドライブへ。しかも移動中はいつもイヤホンで音楽を聞いたり英会話の勉強をしたり。高速道路で移動するため音量も大きめになり、耳にはかなり負担がかかっているようです。
「なるほど!やってそう。」私は心当たりがありそうです。
では実際に許容範囲を超えたらどのような症状が出てくるのでしょうか。

許容限界を超えると、耳鳴りを自覚したり、疲れやすくなったり、寝付きが悪くなったりといった症状が出てくるそうです。
110dB以上の音に長時間さらされた場合には、さらに深刻。耳の閉塞感や聞こえの悪さを自覚するようになり、さらに、120dB以上だと急に聞こえなくなってしまうこともあるそうです。
聞こえの変化を自覚した時は“重症”と考えた方がよいでしょう。そのまま放っておくと難聴が固定してしまうこともあるので、すみやかに診断と治療を受けることが大切です。まずはかかりつけの耳鼻咽喉科を受診してみてください。
音を脳に伝わる電気信号に変換するのは、内耳の蝸牛(かぎゅう)の中にある有毛細胞です。正常な有毛細胞の毛は48時間サイクルで生え替わっていきます。日々、音にさらされ酷使された有毛細胞の毛は髪の毛のように抜け落ち、また生えてきます。
しかし、あまりに大きな音の負荷がかかると一気に抜け落ちすぎてしまい、生え替わりの再生サイクルでは追いつかなくなります。脱水、亜鉛やビタミンの不足によっても生えにくくなってきますし、高血糖や動脈硬化があると細胞そのものが衰えてしまいます。長い時間大きな音で酷使されてしまうと、細胞そのものの力が弱って毛を再生産することをやめてしまうのです。
週に1回は、連続して48時間は耳を休ませる――。
そんな静寂がないと、有毛細胞が毛を生え替わらせることができないのです。有毛細胞そのものが、休眠したり死んでしまったりしたら、聞こえを取り戻すこともできません。
健康な聞こえを保つことができれば、いつまでも音楽を楽しむこともできるのです。音のない人生は、どれほどつまらないことでしょうか。私も含め皆様もセーフリスニングを理解し、学び、実践して健康聴寿を手に入れてください。
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