[久里浜店] 2021-01-04
今回は知っているようで知らない「難聴」についてお話してみたいと思います。
難聴になると何が問題なのか、どう対処するべきなのかについてお話してまいります。
難聴とは何でしょうか?
難聴は、特定の音を聞く能力を失ったことを意味します。女性や子供の声のような高い音を聞くことができない場合もあります。 また、複数人が会話をしている状況では、一人の声を選ぶことができないこともあります。
難聴は、大音量のコンサートの後に起こる耳鳴りのように一時的な場合もありますが、ほとんどの場合、聞き取りの器官が損傷を受けているため、永続的です。
難聴はレベルに応じて、軽度、中等度、高度、重度の4つのカテゴリに分類できます。
・軽度難聴
小さい声や騒がしい所での会話が聞き取りにくい
・中等度難聴
普通の会話でよく不自由を感じる。相手との距離が近づかないと会話が聞き取りにくい
・高度難聴
耳元に口を近づけないと大声でも聞き取りにくい
・重度難聴
ほとんど聞き取れない
難聴の始まりの兆候として周りの人の話し声がボソボソ話しているように聞こえたり、聞き返しが多くなります。
レストランのような騒々しい場所で、1対1の会話を理解するのが難しくなってきます。
また、別の部屋から話しかけられると(距離があると)聞き取れなくなってきます。
これらは、難聴の最も一般的な兆候の一例です。
難聴の最も一般的な症状の1つは、女性の声のような高音や、「さ(SA)」と発音する時の「S」のような子音の聞き取りが難しくなります。「さかな(魚)」や「たかな(高菜)」のような言葉が突然聞き分け難くなります。
また、自然の音も消えてしまったように感じます。鳥の歌声や屋根の雨音が聞こえなくなったら、これも一つの難聴の兆候かもしれません。
難聴は人間関係に与える影響も大きいです。
難聴の症状は、同僚や家族に誤解されることがあり、 話していることにすぐに反応しないと、注意を払っていないと思われたり、他の人の意見に興味を持っていないと思われたりすることもあります
難聴を放置したまま生活していると、社会的な行事が楽しめません。 背景に騒音が多いときに何か言われても、理解するのは難しいでしょう。 他人が喜びに満ちた笑いの輪を経験しているのを見て、何が面白いのか理解できないと、自信を無くしてしまうこともあります。
是非、後回しにせず、少しでも早く行動を起こすことが重要です。補聴器専門家に相談する事をお勧めします。
まずは耳鼻咽喉科の医師に診ていただき、治療なのか補聴するべきなのか診断してもらいます。
時間が経つと、脳は特定の音を聞く方法を「忘れる」ことがあります。 難聴は認知症の危険因子の1つと言われています。
難聴の徴候がある場合は、できるだけ早く耳鼻咽喉科医を受診してください。
音声を聞くことで人生を豊かにできる、さまざまな対処法があります。
悩むときには認定補聴器技能者にご相談してください。
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