[追浜店] 2022-01-20
こんにちは、本日は眼鏡と熱に関するお話
こちらのメガネをご覧いただいて何か気づくことはございますか?
向かって左側のレンズにもやがかかって見えますでしょうか?
なんとこちら熱によってレンズに引き起こされてしまう現象なんです!
こちらの現象を「熱クラック」といいます。
眼鏡屋さんで使われている単語ですので聞いたことがない方がほとんどだと思います。
熱クラックが起きてしまうともやがかかって見え方に影響が出てしまいます。
向かって右のレンズを拡大した画像です。
こちら側は熱クラックの起きていない状態のレンズ
向かって左側のレンズを拡大した画像です。
こちら側は熱クラックが起きてしまった状態のレンズ
左右で見え方が全然違うと思います。
では、熱クラックはなぜ起きてしまうのか?仕組みを簡単にご説明します。
プラスチックレンズは基材の上に何層ものコートの膜が施されて出来ています、
こちらのレンズ基材は有機質で、高温になると膨張してしまうのに対して、
反射防止コートは無機質なため、基材ほど膨張しません。
その結果、熱によって基材が膨張してしまいますとコートがその膨張についていけずにひび割れを起こしてしまいます。
この熱クラック実は意外と身近なところで起きてしまうんです。
例えば、車内にめがねを置きっぱなしにしてしまうことやめがねをかけたままドライヤーをしてしまうこと、お風呂や温泉もかけたままだときけんですねぇ
かけたままサウナなんて一発でアウトです・・・
目に見えるぐらいに熱クラックが起きてしまうともうレンズを交換するしか直す方法はありません・・・
大切なメガネを長くご愛用頂くためにもぜひ気を付けていただければと思います。
追浜店 [
LENS / コラム / メンテナンス
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