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[追浜店] 2024-05-28

度数だけじゃない!視力をあげる「コントラストアップレンズ」

こんにちは!いきなりですが、もしメガネが見えにくいと感じた時に、皆さんはどうすればいいと思いますか?

普通だったら乱視や近視、遠視など「度数を変えればいいんじゃないの?」って思ってしまいますよね。でも「見る」という事はそんな簡単な話ではないのです。

なにがそんなに難しいのか。
人がモノを見るとき流れとしては、
光が目に入る⇒角膜と水晶体によって屈折させられ、網膜で焦点を結ぶ⇒視神経を通して脳に電気信号として伝達⇒脳で処理し物体として認識
という流れになります。


ですが、これはあくまで十分かつ明るすぎない光が目に入って来た場合のお話です。

大抵の場合、同時にこれらの動きとは別に瞳孔が閉じたり開いたりすることで、光の量を制限してものを見ています。(眩しければ瞳孔を閉じ、暗い場所では瞳孔が開くなど)

実際にどんなシーンで考えれば分かりやすいかというと、太陽が出て眩しい時を想像してみて下さい。そのときって、恐らく視界が白く映って見えにくいですよね。そこにサングラスを掛けるとどうでしょう。眩しさが軽減し、見やすくなるかと思います。これって実は、度を強くしたり弱くしたりしたわけではなくて、入ってくる光をコントロールしているから見やすくなっているのです。


上図)左:裸眼 / 右:サングラス装着時

人の目では、光量の調節に限界があります。年齢を重ねればさらに光量のコントロールは苦手になっていきます。年齢を重ねると眩しさに敏感になるのもこれが原因です。

このサングラスのように光量を調整してくれるのがコントラストアップレンズの仕組みとなります。

今回お話しするコントラストアップレンズというのは、例にあったように特殊なカラーやコーティングを施すことで、ただ光量を減らすだけでなく、特定の波長の光を減らしたり、増やしたりすることで、見え方にメリハリをつけてくれるレンズなのです。

では、特殊カラーやコーティングの説明をしていきます。


●特殊カラー部門
ここからは、特殊カラーのご紹介です。カラーというだけあり、コントラストアップだけでなく、眩しさよけにも特化したレンズとなります。室内でも眩しいという方や、外出時に眩しさをしっかり抑えてほしいという方にオススメです。

① キャリアカラー、レイガード435(HOYA社/特殊カラー)
特殊な染色により目に届く光をコントロールしてくれるレンズ。太陽光やパソコン、携帯端末、液晶テレビやLED照明などが発する可視光短波長光(ブルーライト)を軽減します。

明暗をはっきりしてくれるコントラストアップ効果に加え、眩しさよけ、ブルーライトや紫外線も強力にカットしてくれる眼病対策にもオススメのレンズです。

② Sight585(Kodak社/特殊カラー)
光の波長域の中でもエネルギーが強く「色」としての認識に時間のかかる585nm付近の波長を抑制し、各カテゴリーのシーンに最適な色調をコントロールすることで、眩しさを抑制するのと同時に対象物の輪郭を捉えやすくし、クリアな視界を確保します。

他メーカーはブルーの波長をカットしてコントラストを上げる反面、こちらはイエローの波長を制限することで、コントラストアップと眩しさよけをしてくれるレンズとなっております。別名、防眩(ぼうげん)レンズともいわれています。


●特殊コーティング部門
つづいて、特殊コーティングのご紹介です。特殊カラーとの違いはレンズ自体の色味の変化が少ないという点です。特殊カラーほど眩しさよけの効果は高くありませんが、通常のレンズよりも光量をセーブしてくれるので、ほぼ無色だけど眩しく感じにくいのが特徴です。お仕事柄、レンズに色を入れられないという方や色がついたレンズは好きじゃないという方にオススメです。


③ シーコートネクスト・リヴィール(Nikon社/コーティング)
光感度サポートコーティングにより、暗い場所で特に感度が低下する赤色を補正し、鮮やかさを足しメリハリのある見え方にしてくれるレンズ。
薄暗い場所でのカラーとコントラストの知覚能力を高めてくれるだけでなく、紫外線とブルーライトカット効果もあるので、眼病対策にも特化したNikon最上級のレンズコートとも言えます。


④ ブルーライトカットコート(各社取り扱い有り/コーティング)
以前からコーティングの一つとして広く知られているブルーライトカットコート。多くの方は、パソコンなどのデジタル機器使用時から眼を守ったり、眩しさを抑えるためのものという認識かと思います。ですが、本来の目的としては、チラつきの原因となるブルーライトを低減することで、色にじみを抑えてコントラストを上げることとも言われています。ですので、ブルーライトカットレンズで新聞などを読んだときにはっきり見えるという方も一定数いらっしゃいます。


●番外編
⑤ 偏光レンズ(TALEX/Kodak/Nikon/HOYA)
レンズの間に特殊なフィルターやコーティングを施し、路面やガラス面、水面などの白っぽく映ってしまう反射光を抑えて色合いに深みを持たせてくれます。室内用として使用する場合は、薄めのカラーをお選びになることをお勧めします。


⑥ 遮光レンズ(東海光学/HOYA)
特に眩しさを感じやすい羞明などの眼疾患の方向けのレンズ。まぶしさの要因となる500nm(ナノメートル)以下の短波長光(紫外線+青色光線)を効果的にカットし、それ以外の光を出来るだけ多く通すよう作られた特殊カラーレンズ。


以上がコントラストを上げてくれるレンズとなります。その方の年齢や体質、白内障などの目の状態によっては個人差があり、どれが自分に合うのかは試してみないとわからないかと思います。実際に店頭で試せますので、自分にあうレンズをお探しいただけます。

今のメガネに不具合を感じている方がいらっしゃいましたら、視力チェックと合わせてお試しにいらしてくださいね。お待ちしております。


追浜店 [ LENS / おすすめ! ] 2024-05-28




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