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lafont

ラフォン



フランス
取扱店舗:追浜店・衣笠店・逗子店

花の都の老舗から、洗練されたカラーとデザインを貴方に

パリの南に隣接する閑静な住宅街。そこに、ラフォンのコレクションが創り出されるデザインスタジオがあります。
色とりどりのイメージ写真やメモで埋め尽くされた壁。分厚い美術書や専門書がぎっしり収められた本棚。収納棚に並んだ無数の布生地やセル生地、リボンやボタン。
電動糸鋸やドリルが置かれた作業台や床には、あちこちにペンキ跡がついています。さらに倉庫には、ランプや鳥かご、花瓶、額縁、さらには木片や、植物モチーフのオブジェまで、大小さまざま、色とりどりの雑貨たちが溢れ、まるで“どこに何があるか店主しか知らない”骨董屋の印象です。
そんなユニークで色彩ゆたかな空間が、人々を驚かせ、魅了するラフォンのアイデアの源泉なのでしょう。このスタジオがラフォンをよりクリエイティブで創造性に富んだブランドへと仕立てています。



ラフォンの魅力の一つは、カラーに対する深い理解に基づいた、他にはないカラーアプローチと配色ですが、コレクション毎に発表する新色の80%はラフォンのオリジナルで、コレクション全体のカラーバリエーションは230種類にもなります。
また、「メイド・イン・フランス」にこだわり、コレクションの95%がフランス製です。
ラフォンのフレームには、フランス人特有の「アール・ドゥ・ヴィーヴル」(暮らしの美学、つまり、立ち居振る舞いや会話なども含む日々の暮らし、食卓や空間など、自分を取り巻く日常全ての環境を美意識をもって芸術まで高める知恵のこと)に根差した独自のテイストが感じられます。


毎年2回、次々に新しいデザインが発表されるラフォンですが、ラフォンのフレーム作りは、1本につき約200工程、8~14週ほどかかります。そして、最初から最後まで多くの工程が手作業で進められ、いくつかの作業は数人の熟練スタッフしかできないものもあります。ラフォンフレームの温かな雰囲気は、機械任せではなく工場の温かな人達の手で作られるからこそ伝わるのかもしれません。BORGIAやDYNASTIEに代表されるラフォンでよく使用されているレース模様は、エッチングと呼ばれるヨーロッパで昔から使われている古典的な装飾技術を眼鏡に応用したもので、現在は数多くの眼鏡メーカーでも使用されています。 伝統に基づいた、熟練した職人技術と、妥協を辞さないクオリティの追求が、ラフォンの美しさにつながっているのでしょう。


ラフォンの歴史は、創業者ルイ・ラフォンがパリのマドレーヌ界隈に眼鏡店ラフォンブティックをオープンさせた1923年まで遡ります。
後に3代目となる若きフィリップ・ラフォンとその妻ロランスが、2代目のジャン・ラフォン時代に初めてオリジナルコレクションを発表。パリの“アール・ドゥ・ヴィーヴル”(フランス人の哲学や美学に基づく心地よい生活スタイル)に根差した独自のテイストが誕生しました。テキスタイルデザイナーだったロランスの豊かな才能から放たれるパリ・テイストの洗練されたデザインや配色のセンスは、世界中から瞬く間に高い評価を集めました。
2012年、ロランスが他界し、彼女の傍でアシスタントを務めていた息子のトーマが4代目に就任。彼はヴィンテージカーやバイク、時計、スニーカー、レザージャケットなどの趣味に精通し、スペックやスピードに関するこだわりを持つ一方、ロランスと共有した日々の中で彼女が常に示してきたエレガンスや繊細なテイストを深く刻み込み、花やアンティーク、テキスタイル、アールデコの美術品などに基づくエレガントでデリケートな絹のような繊細さを極めるラフォンのDNAを受け継ぐ思考も持ち合わせています。
非常にユニークに調和されたその真骨頂は、的確なカラーコンビネーション、紡ぎ出すオリジナルのパターン、他社が真似することのできないラフォンの力強さ、そしてパリの正統派ブランドとしての認知度を立証する立体感溢れるアセテート生地などに要約することができます。ラフォンは現在、100周年を迎えましたが、ラフォンの世界観や哲学は創業当時から変わることなく次世代へと継承されています。ラフォンフレームの配色やデザインは、パリ人としてのラフォンの品格や誇り、ちょっとしたユーモア、1923年から続く歴史、そういったものが入り混じったラフォン独自のレシピから作られています。