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CAZAL

カザール



ドイツ
取扱店舗:追浜店・衣笠店・逗子店・久里浜店

アートするメガネ、高度な芸術性が凝縮された珠玉の作品

カザール(CAZAL)のブランド名は、デザイナーであるカリ・ツァローニの名前「Cari Zalloni」に由来しています。カリ・ツァローニは、1937年にギリシアのアテネに生まれ、オーストリアのウィーン芸術アカデミーで伝統的な建築デザインを学びました。その後、家具や陶器、クリスタルガラス、シャンデリアなどのデザインに携わっていましたが、ある時、眼鏡フレームのデザインを依頼され手掛けたところ、それが大ヒットし、彼の美意識が眼鏡のデザインに向けられることとなります。大手アイウェアブランドのデザインを手掛けるようになり、そして1975年、自らの名から編み出した造語「カザール(CAZAL)」をブランド名に冠したアイウェアブランドを立ち上げたのです。
カザール(CAZAL)の流れるような美しいフレームや多彩な色使い、バウハウスに影響を受けた装飾性、微細なディテールへのこだわりなどから、当時のアイウェア・サングラスと一線を画し、人気を博しました。カザールを手にした瞬間、その独創性が感じられるのは、彼が建築学から多くを学び、デザインに活用しているからなのです。
その後アメリカに進出後、ハリウッドのセレブやアーティストに称賛され、絶大な人気を博しました。世界のセレブも愛用しているアイウェアブランドとして確固たる地位を確立します。



カリ・ツァローニは、芸術家の美意識、感性を取り入れたアプローチで、眼鏡フレームという分野に個性を与えました。そして『クリエーション』をコンセプトにあげ、時代の流行に左右されることなく、次々に新しい独自性を創造し続けてきました。現在ではツァローニ氏の哲学を習得した数名の気鋭スタッフがデザインチームを結成し、斬新なアイテムを創出し続けています。「サクセスは繰り返すが、同じスタイルは繰り返さない」これが彼らのポリシーで多くの人を惹きつける魅力となっています。


カザール(CAZAL)は独創性の高い装飾や色づかいが特徴で、大胆なデザインと繊細なカラーリング、そして優美なフォルムと豪華な装飾の融合が見る者を惹き付けるアイウェアです。
伝統的な職人技をベースにしつつ、幅太のテンプルに施された"抜き"のデザインや、直線と曲線を巧みに織り混ぜた幾何学的装飾、ゴールドを基調としたゴージャスな風合いに、職人の手によって色付けされる変幻自在なカラーリング(約4000~5000色使用)などは、カザールの大胆で冒険的な一面を我々に実感させてくれます。
どのデザインも、強烈な個性を一つ一つの作品に封じ込め、デザイナーのファッションに対する強い哲学を感じ取ることが出来ます。纏う者にインテリジェンスと個性を与え、高い独自性と芸術性を体現する高度なアートが凝縮されています。


一時期のコレクションは過度な装飾や派手なカラーゆえに、対象となるユーザーがごく一部に限られていましたが、ここ近年では装飾を控えカザールの香りがほのかに感じられるコレクションも加わり、ラメ加工など優しい色づかいのコレクションもリリースされ、ユーザーの裾野が大きく拡がっています。幾何学的でクールなデザインの他、花や葉など草木をモチーフとした装飾など、環境問題に取り組んでいる企業姿勢をそのデザインに取り入れています。
また、特徴である立体的な装飾デザインや抜き加工を施すため、軟らかい性質を持つモネル(合金)を主に使用していましたが、現在ではアセテートとのコンビや、軽量なチタン素材のフレームが主流となっています。また多くのフレームには機能的なスプリングヒンジが採用され、ユーザーに快適な掛け心地をもたらしています。


カザールのアイウェアは、その美しさやゴージャス感、完璧に計算されたフォルムなどから人気になりましたが、カリ・ツァローニ本人は、掛ける人たちの内なるものに働きかけられるようなアイウェア作りを目指していました。CAZALブランドが産声を上げてから今日まで、多くのユーザーに愛され続けているのは、やはりアイウエア・サングラスに対するこだわりとカリ・ツァローニ氏の哲学があったからかもしれません。
カリ・ツァローニはアイウェアに対してこんな言葉を残しています。
“建築は人間全体を捉えてデザインされ、人間は建築の細部で生かされる。反対に、眼鏡は人間の一部である目元を捉え、全体に影響を及ぼす”。
彼の独自の哲学があったからこそ、創り出されるアイウェアは長年多くの人を魅了してきたのでしょう。
カザールのアイウェアは、今も宝石のような輝きと高い機能性、流行に左右されない確かな個性を有しています。