[逗子店] 2020-07-29
こんにちは!
寝ても寝ても眠い大浦です。
おまけに夜中に何回か目が覚める日々が続いております。
(大丈夫か俺...)
睡眠の質を上げなくては!
さて、本日は補聴器を付ける人ではなく、
その人の周りで接する人に読んで頂きたいお話。
補聴器をつけたのだから聞こえるようになったのだろうと、
周りの人が思い込んでいるケースを多く見ます。
まず大前提としてお伝えしなくてはいけないのが、
補聴器をつけたから、いきなりすぐに全てがハッキリと聞き取れるようになるわけではないという事です。
そして、若い時と同じような聞こえ方に戻るわけでもないという事を知っておいてください。
補聴器を付けた人とは、様々な部分に配慮しながら接していく必要があります。
①顔を向けて話す。
話を聞くには耳だけではなく、目からの情報も重要な要素です。
口の形や表情を手掛かりに音を判断されることも多くあります。
視覚と聴覚は連携を取りながら、常に正確な情報を捉えようと努力しています。
また、正面からの音は直接耳に届く為、聞き取りやすいという事もあります。
②近づいて話す。
相手との距離が近いほど、音は大きくなります。
特に周りがうるさい時は近づくのが最も重要です。
③ゆっくりはっきり話す。
難聴になると言葉のスピードに耳が追い付いていかなくなります。
これは補聴器を付けても同じで、音の理解に時間がかかるもので、
よく聞き取れないうちに次の言葉が出てくると耳が対応できません。
ほんの少し、ゆっくり、そしてはっきり話すことを意識するだけで、
コミュニケーションの取り方が格段に良くなっていきます。
④普通の大きさの声で話す。
音自体は補聴器が大きくしてくれるので、大声を出す必要は無くなります。
難聴の人は小さな音が聞こえないのと同様に、大きな音にも弱く、
響いてしまってかえって聞き取りづらくなることがあります。
ただし、うるさい場所では、その音に負けないように、
ある程度大きな声を出す必要は出てきます。
⑤言い直しや言い換えをする。
うまく聞き取れていないような時には、もう一度繰り返したり、
大切な言葉は言い換えたりしてみてください。
例えば「4日(よっか)」と「8日(ようか)」などは聞き分けにくいので、
「よんにち」「はちにち」など言い換えてあげると分かりやすくなります。
⑥励ましと手助けが重要になる。
前述したように、補聴器をつけるとすぐに全ての音が聞きやすくなると
思われがちですが、そんな事はありません。
「高い補聴器だからよく聞こえるはず」「なぜ一日中つけないのか」と、
周りの人は思うかもしれません。
しかし、新しい器具を装着することは、実はとても疲れる事なのです。
焦らずに、補聴器を使いこなせるようになるのを温かく見守ってあげる事が、とても重要です。
時には本人が面倒くさがったり、くじけそうになることもあるかもしれません。
そんな時は叱ったりせずに励ましてあげてください。
まわりの人の配慮がより良い聞こえのためには必要不可欠なのです。
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