[逗子店] 2022-04-15
こんにちは。
いきなりですが、皆さんは補聴器を選ぶうえで何を基準にされますでしょうか?
機能性?価格?見た目?形状?
選び方は人それぞれですが、今回は補聴器の性能を判断する基準の一つ「チャンネル数」について説明いたします。
「チャンネル数」とは平たく言えば、
“世の中の音をどれだけ細かく分割して調整できるか”という基準だと思ってください。
実際に図をお見せしながら解説すると、下の図はある人の聴力データです。
縦軸が音の大きさ(音圧:dB)を表しており、下に行くほど大きな音となります。
横軸が音の高さ(周波数:Hz)を表しており、右に行くほど高音になります。
赤い丸のついているところがその人の聴力となります。
詳しいことはさておき、赤い丸が下に行けば行くだけ、聞こえにくいということになります。
次に、補聴器をつけたときの聴力の変化を見ていきます。
※あくまでも、わかりやすく表現したものとなりますので、実際の性能とは異なる場合があることをご了承ください。
上の図は、聴力と補聴器のチャンネル数を表しており、左が4チャンネル、右が8チャンネルとなります。
・下の赤丸…裸耳の聴力
・矢印…補聴器が大きくした音の量
・上の黒丸…補聴器をつけたときの聴力
背景色はそれぞれのチャンネルをあらわしています。
4チャンネル場合、ところどころ補い切れていないところも見られますが、8チャンネルでしたら、横一線でカバーができているように見えます。
このようにチャンネル数が多いものほど、それぞれの周波数(音の高さ)ごとに細かく調整されていることがお分かりいただけるかと思います。これでいうと、新聞の広告などで見る集音器はチャンネル数が1つだけしかないということなります。
「これでもちょっとよくわからないな…」という方は、チャンネル数を別の表現で例えるとわかりやすいかもしれません。
例えば、チャンネル数を「テレビの画質」と捉えてみるとか。
高画質なものほど、より綺麗な映像を楽しめるのと同じように、チャンネル数が多いほうがより繊細な音質を作り出せるといった感じです。
もしくはそのまんま「テレビのチャンネル数」と捉えてみてもいいかもしれません。
テレビのチャンネル数が多ければ、自分の趣味に合わせた番組を楽しめる。補聴器も自分好みの音質に変化ができるなどなど。
さて話は長くなりましたが、補聴器の「チャンネル数」について説明をしていきました。
今回はわかりやすくするために少し大げさに表現したところもありますが、基本的な考え方は事実に基づいてお話をさせていただいておりますのでご安心ください。
実際に店内で補聴器を試していただくこともできますので、ご不明な点などございましたら技能者までご相談いただければと思います。わからないことが多い補聴器選びを少しでも安心して選べるようになれば幸いです。
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