[衣笠店] 2023-02-21
こんにちは!
本日は「補聴器に出来ないこと」というお話。
補聴器は機械ですからメリットもデメリットもあります。
そういったデメリットも知っておくことで、
補聴器とより上手に付き合っていく事が出来るはずです。
補聴器の目的は「耳の遠い人の聞こえを、耳の良い人の聞こえに近づけること」です。
ですが、イコール若い時の聞こえに戻ることを意味しているわけではありません。
耳の良い人の聞こえに近づけるための機能として、
周囲の騒音を減らして、人の話す言葉だけを選んで、強調する機能があります。
こういった機能がある補聴器は言葉の聞き取りを向上させます。
しかしそれでも、補聴器を使った『聞こえる状態』は、
耳のいい人の健康な聴覚と同じになるわけではありません。
例えば、早口で話す人の声を聞き取るのには限界があります。
テレビドラマやバラエティ番組を見ていると、
早口やボソボソ話す声が何を言ってるのかわからない、ということがあります。
これを補聴器で、完璧に解決することは出来ません。
音量や音質を調整では、話し声のスピードを変えることは出来ないからです。
ある程度、難聴が進行した状態では、
補聴器をつけて直ぐに良く聞こえる、というのは難しくなってきます。
言葉や聞きたい音をはっきり聞こえるようにするには、
調整やトレーニングを通じて慣れていく必要があります。
音が聞こえない状態に慣れてしまった難聴の脳に、
最初から十分聞こえる音量に調整すると、うるさくてつけていられないからです。
なので、音量を段階的に上げていくトレーニングをする時間が必要となります。
また貸出サービスなどを受けた場合は
実際の感想(良いこと悪いことの双方)を担当者に伝えることも大切です。
しっかりとした専門家であれば、自身の希望と体験による感想を伝えることで、
より良い調整による良い聞こえを提供してくれるはずです。
同時に、良い専門家は、出来ること、出来ないことも
正直に分かりやすく説明してくれます。
そうしたお店、担当者に出会うことが、より良い聞こえの第一歩になるはずです。
参考になれば幸いです☆
衣笠店 [
きこえの相談室~補聴器~
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