[衣笠店] 2023-02-26
こんにちは。
本日は補聴器の形状による特徴のお話。
今回は〈RIC型〉と呼ばれる補聴器をご紹介していこうと思います。
デジタル補聴器は、主に4つの形状があり、
耳の上または耳の穴など、
どこに装着されているかによって分類されます。
2020年のコロナ流行以降、日本では多くの人が常にマスクを着けるようになりました。
マスクとメガネと補聴器の3つを耳の上に掛けるのは邪魔になることから、
近年は耳あな型補聴器の人気が伸びています。
ちなみにアナログ補聴器に関しては、現在、世界的にほとんど生産されていません。
デジタル補聴器の機能が大幅に進歩した為で、
日本で流通している補聴器は、ほぼすべてデジタル補聴器になりました。
さて、本題に入っていきます。
コロナ流行前まで、もっとも多くの人に選ばれていたのが今回ご紹介する「RICタイプ」です。
別名「小型耳かけ型補聴器」
このタイプは、スピーカーが耳の穴の中に入り、
補聴器のマイクやアンプや電池などの本体は耳の上に乗せて、
本体とスピーカーは細いワイヤーでつながっています。
スピーカーが耳の穴の中に入るため、耳の上の本体が小型化されています。
耳せんの種類は、一人一人の耳型を採って制作するオーダーメイド耳せんを使う場合と、
既製品のゴム製耳せんを使う場合があります。
メリット:
着け心地が快適で、外からはほとんど見えません。
耳せんとスピーカーを変更することが出来るため、
一つの補聴器で軽度難聴から高度難聴まで対応できます。
重い難聴では、耳の穴をピッタリふさぐためにオーダーメイド耳せんが必須になります。
このタイプは、目立ちにくさと取り扱いの簡単さのバランスに優れています。
デメリット:
耳の穴に入るスピーカーが耳垢で汚れますし、
耳の上の補聴器本体は汗で汚れます。
汚れる箇所が二か所なので、他の補聴器より故障率が少し高くなる傾向にあります。
メガネやマスクと同時に使う場合、邪魔になる場合があります。
ザックリというと以上のような形になります。
次回は〈BTE編〉をお届けしたいと思います。
ではまた!
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