[衣笠店] 2023-03-20
こんにちは!
今回は前回に引き続き補聴器形状に関する特徴のお話です。
前回の記事はコチラ
補聴器形状による特徴〈RIC編〉 https://www.optical-araki.co.jp/staff_blog/index.html?shop=&id=2384
今回は〈BTE型〉というタイプの補聴器になります。
一般に「耳かけ型補聴器」というとコチラをイメージする方が多いかもしれないくらい、
スタンダード、またレギュラータイプと呼べる形状かもしれません。
耳せんはRIC型と同様に一人一人の耳型を採って制作するオーダーメイド耳せんを使う場合と、
既製品のゴム製耳せんを使う場合があります。
RIC型と大きく異なるのは大きさもそうですが、
機械が直接、耳の中には入らないという所です。
これにより汚れが直接機械に入りにくく耳垢が湿っている方でも安心です。
耳栓を補聴器から外して直接水洗いも出来るので、より清潔に保つことも出来ます。
操作も比較的しやすく、聞こえの適応範囲が広い、機能・価格のバランスが良い、
適度な大きさがあり、小さく軽量なRIC型と比べても取り扱いがしやすく安心感のある補聴器です。
上記に加えた長所をまとめると以下になります。
・耳穴型などと比較するとサイズの制約が無い為、ボタン類や通信系の機能が省かれていない場合が多い。
・同様の理由で、大きな音を出す機械や大きな電池を搭載することができる為、重度難聴の方でも対応可能。
・RICタイプと比較すると、チューブが太く本体も大きい場合が多い為、指先でつまみやすく装用しやすい
・耳穴型と比較すると、音が出る部分とマイクが離れている為、ハウリングが発生しにくい。
逆に短所は以下のようになります。
・眼鏡やマスクを着けると不便さを感じる場合がある。
(眼鏡のテンプルと補聴器がカチャカチャぶつかる、マスクの取り外しの際に補聴器が引っかかってしまうなど)
・レシーバーから鼓膜までの、チューブを空気伝達する際、音への影響が多少ある
以上参考になれば幸いです。
ではまた!
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