調光レンズとは
調光レンズとは、紫外線の量に応じてレンズカラーが変化するレンズです。 ですから、外に出たらサングラス、室内ではクリアレンズと、1 本で2 役を担ってくれるので、メガネユーザーには大変便利なレンズです。 外出時の着色、もしくは退色していく段階で、自身でその変化に気づくことなく、あくまで自然に色味が変わっていきます。 さらに、目に有害な紫外線もしっかりとカットするので、目にかかるストレスも少なく、快適に過ごすことが出来るようになります。
実は調光レンズの歴史は古く、1960 年代に登場したと言われています。 かつてはレンズの材料の中に色が変わる原料を練りこみ作っていたこともありますが、現代までに、品質・機能性は大きく改善され、コーティング化されることにより、色むらが出ず、全面にきれいな着色効果と様々なカラーバリエーションが増えました。
今までサングラスなどかけてこなかった方々にも愛用されるようになり、日本人の近視化や瞳の色の変化により眩しさに弱くなった現代では大変便利なレンズとなったと言えます。
現在のレンズは第8世代と技術がかなり進んだレンズとなっており、一つは調光レンズの最大の課題である、色変化のスピード、そして色変化の濃度です。 最新の調光レンズでは変化スピードがかなり速く、外にでて紫外線に反応後約90 秒程度で着色、退色は従来のレンズに比べ、約2倍のスピードで戻るようになりました。 このスピーディーな変化によりオンオフの使い分けがしやすくなりました。さらに今までよりカラーバリエーションも増え、最大で6色のカラーの中から選べるようになり、選んで頂いたフレームなどに合わせて好きな組み合わせを選んで頂けます。
おすすめシーン
今までメガネとサングラスの2本を持ちあるいていた方であれば、その機能をひとまとめにすることが出来るので、外での眩しさ、室内でのクリアさどちらも合わせることが出来ます。 また、度は入っていないけどサングラスをかけっぱなしでお買い物を楽しみたいという方でも、掛けっぱなしで楽しんでいただけます。
ドライブシーンにおいて、実は通常の調光レンズでは色変化は起こりません。 フロントガラスでの紫外線カットの機能がある為、レンズに直接紫外線が届かないからです。 そこで、紫外線のみならず、光の量に応じて色が変化する機能が加わった調光レンズが必要です。 それが【可視光線調光】と言われるレンズです。 このレンズであれば、運転時に調光レンズを利用したい、という方にもおススメです。