曇り止めレンズとは、特殊コーティングにより、通常のレンズより曇りにくくすることが出来るレンズです。 このコーティング技術は以前からあった技術ですが、近年その技術力も向上し、曇り止め効果もますますよくなり、1年を通して曇りをシャットすることが出来るようになりました。
ほとんどの方が、通常レンズに最近人気の【曇り止めクロス】や【曇り止め液】を塗布してその曇りを抑えることが主流になっています。 しかし、『液が上手く塗れない』『レンズがべたつく』『何回も塗りなおさなくてはいけない』などなどお困りだったり、面倒に感じられる方も多いはず。近年主流の【曇り止めレンズ】はそういったメンテンスが一切不要! 特別な液などを使わずに曇りを抑えてくれるとても便利なレンズなのです。
曇りを感じてしまう原因はずばり、レンズ表面の細かい水滴! 空気中の水分が温度差により、レンズ表面に結露して細かい水滴となります。その細かい水滴がレンズ表面で乱反射することにより、レンズが曇った状態となるわけです。 これを除去するために考えられたのが、レンズ表面で水滴化してしまうのなら、そもそも水滴化しなければいい、という発想です。 それは、レンズに【吸水性】を持たせることで、小さな水滴はレンズ表面に吸水され、やがて乾燥・蒸発します。 これにより、ご自身はなにもすることなく勝手にレンズ表面で吸水・蒸発のサイクルが生まれ、常に曇りが緩和される状態となるわけです。つまりは【ノーメンテで曇らない】のが最新の曇り止めレンズです!
最近では吸水層の能力もアップし、より吸水性が高くなり、効果も長く保てるようになりました。 ここ数年でマスクの影響もあり曇りに対してかなり敏感になられている方も増えているかと思いますので、最新の曇り止めレンズを是非お試しください。
寒い季節に暖かい飲み物や食べ物を食べようとした時、お出かけの際の室内外・乗り物の乗り降りの際の温度差、さらにはマスクをすることでレンズが曇る、などといったシーンで曇りをしっかりと抑えることが出来ます。